【自分史 5】ダメがもらえない

「うたよみざる」の稽古は
ほとんど毎日
18時~21時だったと思います。

7月下旬からの
2ヶ月半の間
稽古に行き
翌日の稽古前におさらいをして
何かしらの決着をつけて
また稽古に出かけるという日々。
大変だったけど楽しかったなぁ!

お芝居も
ミュージカルも
オペラもみんな同じ。
舞台をつくるって
こういうことなんですね。





稽古は演出助手(=演助)が
見てくれます。

ある出演者が
この演助から言われていた
強烈なダメ出しが
焼きついています。

「自分が可愛いと思っているだろ?
それじゃ駄目なんだよ」

当時の私には
その意味も意図も
全くわかりませんでした。
だって、毎回言われているんですよ。


他の出演者は
帰りの電車で
毎回ダメ出しされるのが
シンドイと言っていました。

ところが私には
ダメが出ないのです( ̄▽ ̄;)

ですので演助へ
聞きに行きました。すると、
「ダメ出しが無いくらいで
不安になってたら駄目だよ。」と。

自分で考えて動いてみろ
という意味に捉えました。



板の上(=舞台)に立つ
ということは
どういうことなのか。
この作品を通じて
身体で感じていったように思います。

「舞台とは、その人となりが全て表れるもの」
舞台に臨む際、
肝に命じている大切なことを
私はここで教えてもらったのです。



さて、このうたよみざるで
様々な地域を巡りました。
文化庁のお仕事でしたので
(後に蓮舫さんによって
仕分けされてしまいましたが(^o^;)
こういった公演を
あまり観る機会のない地域へ
行きました。

関西・四国・東北・関東
上越・中部・北海道・山陰・九州…
徳之島にも行きました。
演じた回数を
記録しておけばよかったのですが、
そういうことも
わからなかったので
はっきりした数は不明ですが
100回以上は
やらせてもらったと思います。


鳥取ではスゴい雪でした。
校長先生曰く
「本当なら休校だったけれど
皆さんが来るので
休みにしなかったんですよ。
だから、今日は
こられなかった子供もいます」と。


この作品は
体育館でも上演できるのです。
スタッフさんが
キャストよりも早く学校に入って
体育館にやぐらを2機立てて
照明を吊ります。
そして、舞台の一番奥に
おおぐろ(=大黒幕)をはります。
スタッフの皆さん
テキパキとカッコイイんです。


冬の体育館は寒い。
本番中、歌っていて
口から白い息が見えるのは
ゴジラみたいだけれど
仕方がない。
でも、鼻息まで白いのは
ちょっと恥ずかしかったな(///∇///)


ある学校では
PTAのお母さんたちが
炊きたてほかほかのご飯と
豚汁を用意してくれました。
お弁当ばかりじゃ
気の毒だからって。
美味しかった。
沁みました。

北海道では
道内の移動なのに
プロペラ機に乗りました。
北海道って広いんだなぁ~と。





何の見通しもなく
教員を辞めたけれど
このタイミングでなければ
この作品にも
尊敬する舞台人の方々にも
会えなかった訳です。

こういったことを支配する何者かが
もし存在するのだとしたら
お伝えしたいです。
「ありがとうございます」と。



三木先生のホームページよりお借りしました。
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by kannochie | 2017-03-30 10:55 | 自己紹介 | Comments(0)
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