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歌い手菅野千恵のaround me

【ブログを読んでコンサートへ行くともっと楽しい】を目指して綴っています。武蔵野音大声楽科卒業。教員を経て、初志であった音楽の道へ。市井(しせい)の歌い手としてホールに限らず、カフェ・学校・図書館などでも演奏をしています。音楽にちょっとしたお話を添えて、楽しくわかりやすいコンサートを皆様へ。


by 菅野千恵

15.6.5さくらの会練習ノート

花・歌の翼に・学校坂道・みかんの花咲く丘・森の小人・七つの子を練習しました。

今回の練習では、皆さんいい声が出てきて、とても良かったですね。



呼吸

下あご・のど・胸に力が入らないようにしましょう。あまり色々と考えすぎずに、気楽にスーと8拍息を吐いていきます。額から息が出ていくイメージで。
眉間にある副鼻腔に響かせていきます。
また、息が広がってしまわないよう、細くまとめるようにしたいです。



ストレッチ

勢いをつけず、じーっくりと体側を伸ばしましょう。体の重みで自然に伸びていきます。自分の体の対話をするように、どこが伸びているかが感じられるといいと思います。息を止めず、ゆっくりと吐きながら伸ばします。

腕回しは、案山子のポーズ?から腕を伸ばしたまま、回すと肩甲骨が動くのがわかりやすいと思います。


発声

地声のハミングは、呼吸の練習で感じて頂いた、おへその下~額の "息の道" のようなものを歌へ応用していくための第1ステップです。母音と違って、声が細く出ますから "息の道" を意識しやすいと思います。ですが、のどや胸に力が入りやすいというデメリットもあります。力を抜く感覚も掴んで頂きたいと思います。


母音のオは、深い響きを作りやすいと思っています。体の内側、おへその下~額までに空間があると思って、そこに声を響かせていくようなイメージです。



頭声では、シの音まではよく声が出ています。ですので、この音域は皆さんの声を揃えていくことが目標です。お互いの声、ご自身の声をよく聴きながら歌っていきましょう。

今回の練習では、音が上がる時には、それと同じだけ支えを下に引っ張るようにお話しました。とても良かったと思います。下に引っ張って!と声をかけると伸びやかな声が出て、音程も安定しました。

引っ張り具合( =支えに必要な力)は個人差もありますし、体のコンディションや音程によってまちまちです。
練習の中で、思いきって試してみて、自分に合った、そして各音程に適した "引っ張り具合" を見つけて下さい。



レガートはインナーマッスルを使うと思うのですが、スタカートは外側のいわゆる腹筋を使います。リズムよくお腹を動かして音と連動していくようにしましょう。
高いシ♭までは、同じフォームでいけます。それより高い音は、上唇を使って噛みつくような口の形で。
こんなに高い音を曲の中で使うことは ほとんどありませんが、発声練習で高い音を歌っておけば、ファやソといったソプラノ必須の音が、より楽に美しく出せますし、高い音への苦手意識も払拭できると思います。



カデンツ(和音)
音を伸ばしていると、だんだん音が下がってきてしまいます。
次回はロングトーンの発声練習もいます!







歌っていく内に色々な注意事項を思い出せましたね。

・細かい音符をスタカートで歌うこと。
・フレーズの最後まで気を抜かず、下へ引っ張る感覚を持ち続けること。
・高い音へ跳ぶ時、長い音を歌う時は、しっかりと引っ張る準備をしてから歌うこと。



1番 かいのしずくも
2番みずや ゆうぐれ
3番げにいっくも
ここは、リズムをしっかりと出していきましょう。






歌の翼に

この曲を歌うための体力が、少しずつついてきたように思いました。

2・3番共に後半部分(2番は かわゆきすみれ~、3番ははてぬくにへ~以降)に余裕がなくなってきます。

ソプラノも、音が低めのアルトも、支えを下に下にP(大名行列の掛け声みたいですがf(^_^;)と意識していきましょう。

しばらくは、3番&2番か1番のみを練習していきます!





学校坂道

とても良かったと思います!ユニゾンでは、お互いによく声を聴いて、もっと揃えていきましょう。

ソプラノの音が跳躍するところも、下に引っ張る効果で突出することもなく良かったです。

アルトの低い音も響きを意識して歌えていました。

シンプルな曲なので、より丁寧さが求められます。とても良くなってきましたので、気を抜かず大切に歌っていきましょう。





みかんの花咲く丘

最後の4声・5声になるところを中心に練習しました。ロングトーンで音程を保っていくことは、なかなか大変なので、発声練習に取り入れていくことにいくことにしました。コツコツやっていきます!




森の小人

パート練習をしてみると、音程やリズム等が曖昧になっているところが見つかりましたね。時には、こうした練習も必要だと思いました。

この曲は、言葉のさばき方も重要です。言葉が揃っていないと、曲としての魅力も半減してしまいます。言葉をしっかり伝えていきましょう。




七つの子

ソプラノ・アルト共に
P41 2~3段目が課題です。


ソプラノ
レミ辺りの音程は、なかなか厳しいですよね。しかもルという発音も難しいと思います。
最終的にはpで歌っておけば、頂きたいですが、そう思うと喉にも胸にも力が入りますので、リラックスして歌えるようにしたいです。ラで練習してみようと思います。



アルト
アルトにしては、やや高い音なので、下へ引っ張る準備をして歌い始めましょう。あまり感傷的になりすぎずに、やはや冷静に。でも、丁寧に情感は伝えていきたいです。






いよいよ梅雨入りでしょうか。
体調管理が難しくなる季節です。気をつけて下さいね。
皆さん、とても良くなって来ていますので、練習が楽しみです(^-^)/
では、また来週~♪













15.6.5さくらの会練習ノート_b0345420_18490984.jpg

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by kannochie | 2015-06-07 17:50 | 合唱団 | Comments(0)